はじめに

「Dive Into Accessibility:もっとアクセシブルなサイトにする30日計画」ってタイトルのこの文書。 2つの質問に答えるために書いてみたんだ。 1コ目は、「なんでサイトをアクセシブルにした方がいいのか」。 だから、ここの情報はサイトを持ってない人には向かないかも。 2コ目は、「じゃどうしたらサイトをアクセシブルにできるのか」。 1コ目の答えが納得できるものじゃなかったら、2コ目はどうでもいいってことになるよね。

じゃまず1つ目の質問に答えるため、5人のキャラクターに登場してもらうことにしよう。:ジャッキーマイケルビルリリアンマーカス 。さてこの人達、いくつかの共通点があります。

  1. みんな身体的、精神的、技術的といったなんらかの障碍があるんで、インターネットを使うのが他の人より大変なこと。
  2. みんな空想上のキャラクターではあるけど、似たような障碍を持った実在の人々の体験を生かした設定で、実際にそれぞれの環境の人がインターネットを使っている方法をここのキャラクター達も使っていること。
  3. …みんなあなたのサイトに行って、「読みにくいよなぁ」と思ってること。

次に2つ目の質問に答えるため、サイトをもっとアクセシブルにするのに速攻使える25の小技を紹介しちゃいます。ここでの考え方はどんなサイトにも通用するけど、ここでは特に最近噂のWebログ(通称ブログ)に焦点をあてたいんで、違う制作ツールとかテンプレートを使ってる場合は、ここの情報をどう自分のケースに適用したらいいか各自判断してください。

小技のコーナーでは、それぞれひとつづつの概念にフォーカスを当てて、どうしてそうした方がいいのか、それによってどんな人たちがサイトが使いやすくなるのかを説明していきます。これがキャラクターについての描写が最初にくる理由だったりするんだな。 どんな人がいるかを知ってからだと、前に言った1コ目の質問、「なんでサイトをアクセシブルにした方がいいのか」のニュアンスが「なんでわざわざ?」から「こうやったら誰が楽になる?」って具合に変わってこない? そうしたら答えのほうだって「マーカスの役に立つよ。」「どんなふうに?」「それはね…」って調子になると思うんだ。

ところでそこのあなた、 HTML の達人でなくってもあわてないで大丈夫。Webサイトなんて個人的にブログやってるだけだよ〜、しかもついてきたテンプレートから選んだだけで、それっきりデザインもコードも触っちゃいないよ〜なんて人も動揺しなくてもへっちゃら。別に一からまるっきりデザインしなおさねば!重ねまくったテーブルはとっぱらって、XHTMLCSS で書き直してもらわにゃ!!…なーんて鼻息荒く説くためにこの場が設けられてるわけじゃないんだから。ちょろっと手を加えることによって、今あるものを改良するためのコツを紹介するためにここは存在する。この「ちょろっと」ってのが大事なんだと思う。 ジャッキー、マイケル、ビル、リリアン、マーカス、みんなきっと喜ぶと思うよ。